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■バックナンバー2003年4月〜8月号はこちら■

これでいいのか?バッグ業界

HONDA-BAGS PROJECT 代表:本田 洋一


百貨店の近未来I・T型鞄売場の提案
フットウエアプレス:2004年1月号(ノーカット原稿版)

 百貨店の鞄売場の担当者にとって、「売場面積が狭い。商品在庫高に余裕がない。人件費も抑えなければならない。売れ筋があるようでない。目新しい商品がない。」といったことが一番頭の痛い問題であると思う。これらを総合的に解決するために、今後はコンピュータを活用して鞄売場をI・T化すべきではないかと筆者は思っている。 「近未来I・T型鞄売場」と題して、ちょっとだけ大胆な提案をしてみたい。

 まずイメージして欲しい・・・売場にはカウンター式のテーブルと椅子が置かれパソコンモニターが何台も並べられている。まるで証券会社か旅行代理店のような店舗である。
 売場正面のウインドウには大型モニターが置かれ、取り扱っている鞄の最新のコマーシャル映像が随時流されている。壁面にはカタログになったポスターが沢山貼られている。各メーカーが製作したものもあれば店舗独自に製作したものもある。この映像とポスターがここが鞄売場であることを表していると言っても過言ではない。

 商品数は少ないが、最新製品や提案商品、そしてお奨めの厳選品のみが見事なディスプレーで陳列されている。展示品というよりはアートギャラリーのような感覚である。

 お客様は順番待ちで(込み合っている場合は銀行のように整理券を配ることになるかも知れない)カウンターの椅子に座り、販売員にエスコートしてもらいながら一緒にパソコンモニターあるいはカタログを見ながら商品を選んでゆく。当然ながら素材見本や色見本も様々なパターンで準備されており、全てではないが代表的なサンプルは用意されており、それらは必要に応じてストックから出して見ることも出来る。

 もちろんあらゆるブランド商品群やメーカーの商品は全てデーターベース化されており、オンラインで即日配送されるシステムである。国内外で販売されているありとあらゆる商品がほとんど網羅されており、このシステムでお客様は望んでいる商品をトコトン選択できるようになっている。(まさに百貨店的)。無論インターネットで自宅からアクセスしての購入も可能である・・・。

 このような鞄売場ではいかがであろうか。賛否はあるであろう。確かに2、3年後ではまだ無理かもしれないが10年、20年後は間違いなくこのようになると筆者は確信している。もはやお客様は色々な店を探し回らなくても、自分の気に入っている百貨店のみで、ワンストップショッピングが出来るようになるはずである。

 しかし、これだけでは百貨店の鞄売場とは言えない。さらに忘れてはならない商品群がある。それは“パターンメイドおよびオーダーメイド鞄”の販売コーナーの設置である。

 このコーナーは御来店客限定のサービスであっても良い。オーダースーツ売場の接客のようなスタイルで、鞄のモデルやサイズ素材を自由に選択し、可能な限りユーザーの希望に添え、オンリーワンの鞄さえ注文できる究極の個別対応である。

 このシステムを構築するには鞄工房との密接な関係が不可欠なのでそう簡単にはできないかも知れないが、I・T化とは正反対のアナログスタイルとしてぜひ取り組んで欲しいものである。これは百貨店同士の差別化戦術としても位置づけられはずである。

 例えばA百貨店のビジネスバッグはイギリスやイタリアで特注できるとか。B百貨店のスーツケースはLV社とZR社のコラボレート特注品であるとか。C百貨店では有名人が愛用しているモデルを特注してくれるとか等々で各百貨店が独自の個性を競い合ってはいかがであろうか。

 新年なので簡単ではあるが百貨店の鞄売場の未来像を描いてみた。いつの日かどこの百貨店がこのようなスタイルを実現するか楽しみにしている。2004年が日本の鞄・バッグ業界にとって新しいステップの年となることを心から祈り今回はペンをおきたいと思う。
 
ビジネス鞄のオーダーメイドがおすすめのダレスバッグ倶楽部がお送りする「百貨店の近未来I・T型鞄売場の提案」

こんなバッグ専門店があったら?
フットウエアプレス:2004年2月号(ノーカット原稿版)

 最近、筆者の知り合いのバッグ専門店の現場の人たちと色々な話をする機会を持つと 「この頃、売れ筋が全然ないよ」という声がよく聞かれる。 昔はこれさえをおさえておけば数字が確実にとれるブランドやシリーズがあり、 ファッション雑誌に取り上げられた商品とその類似品群が結構売れ筋となっていた。 また、その時期やその季節にコンスタントに売れる定番的な商品群もあったものだが、 それらがだんだん少なくなってきている。

 同様にバッグメーカーも以前は新ブランドあるいは新素材・新アイデア・新デザイン等で次から次に新製品を開発してきたが、 それもだんだん行き詰ってきたようで、売れ筋の新しい流れをつくれるような画期的な新商品がほとんど出せなくなってきている。 さらに最近のヒット商品はSPA(製造直販型)から誕生する傾向が多く、 それらは一般のバッグ専門店のルートではほとんど販売できないものになってきている。 どうやらバッグ業界は今や【売れ筋不在の時代】になってしまったと言えるようだ。

 そこで彼らに「じゃあ、何を売りたいの?」と聞くと「それが分らない」という答えばかりが返ってくる。 売れ筋を追いかけて売るスタイルに慣れてきたベテラン店長の方がどうやら最近は一番行き詰っているのではないだろうか。

 【売れ筋不在の時代】、それならそれで自分の店で売りたいものを明確に選定して、 それを店の個性(オリジナリティ-)にしてゆくしか方向性はないと思うのだが、 なかなかそれが出来ない現実に直面している店が多いと感じるこの頃である。

 やはりこれからのバッグ専門店には新しい発想が必要で、これまでの形態を打ち破って、 新規ビジネスを創造するぐらいの気構えでゆかなければならない段階に来ていると思える。

 以前にも述べたことがあるが、 そのヒントとしては【超・専門特化による新業態開発】や【異業種とのコラボレーションによる新業態店開発】といった方向性があると思う。  そこで「こんなバッグ専門店があったら」と題して筆者のアイデアをいくつか述べておくので、 何かのヒントとしていただければ幸いである。

@ エンターテイメント・バッグショップ
お笑いの世界はいつの時代でも根強い人気がある。 その要素を取り入れて“面白いバッグ”、“ユーモアのあるバッグ”、“変てこなバッグ”を集めて売ってはいかがであろうか。 できれば販売員は芸人志望のアルバイトを中心とし、様々なギャクでお客様を笑わせながら販売することを“売り”にしてほしい。

Aワン・カラー・バッグショップ
例えば“ピンク色だけ“のバッグや雑貨だけの取り揃えた店。店舗の色も販売員の服装も包装紙や紙袋もすべてピンク色で統一し、 徹底してピンク色が好きな人だけをターゲットにしてはいかがであろうか。もちろん”赤色だけ“でも”金色だけでも“構わないが。

B コレクター・バッグショップ
“由緒あるバッグ”や“希少価値のあるバッグ”あるいは“芸術品的なバッグ”等で“お宝”と称されるようなバッグを販売してみてはいかがであろうか。 古物商許可申請をお忘れなく。

C ミニチュア・バッグショップ
6年間使用したランドセルをミニチュア化して思い出として残すことがささやかなブームになっている。 それとはちょっと違うが、ミニチュア・バッグと通常のバッグをセットで販売することを店のキャラクターとしてはいかがであろうか。 商品開発が課題ではあるが、可愛らしさが女性に受けるかも知れない。

Dオリジナルプリント・バッグショップ
バッグに画像をプリントすることが容易になり、最近はTシャツをはじめ様々な商品が出ている。 自分が飼っている犬や猫等ペットの画像をバッグにプリントしてくれるサービスも始まっている。 ただしペット用のプリントバッグはパターン数も少なく、デザインも限られているので面白くない。 このシステムを応用してお客様のお好みのオリジナル画像を、 本格的なバッグにプリントして世界に1本だけのバッグを提供してみてはいかがであろうか。このような店はすぐにも実現しそうである。

E リメイク・バッグショップ
通常バッグの修理はアフターサービスという概念でしかない。 いっそ、売った商品だけでなく、どんなバッグでもリメイクできるシステムを構築し、 積極的に取り組みビジネスにしてみてはいかがであろうか。現在その需要はかなりあると思える。

 紙面の都合で今回はこれくらいにしておくが、柔軟に考えれば色々な新発想が出てくると思う。 新しいバッグ専門店の登場を筆者は心待ちにしている。
 
 
ビジネス鞄のオーダーメイドがおすすめのダレスバッグ倶楽部の連載バックナンバー「こんなバッグ専門店があったら?」


インターネットショップのすすめ
フットウエアプレス:2004年3月号(ノーカット原稿版)

 ここ数年異業種とのボーダレス化がますます進んでいる。 バッグというアイテムがありとあらゆるところで販売されるようになり、他業界からのバッグ業界への侵略(?)が一層と激しくなっている。

 そのボーダレス化と同時に、もうひとつ見落としてはならない視点がある。 これまでバッグは店頭での対面販売スタイルが主流であった。 そのため立地条件の良い一等地に出店したり、売場面積を拡げたり、休日を削り営業時間を延長したりして 何とかお客様の店離れを止めようと頑張ってきた。しかし、近年はカタログ・雑誌・新聞・TVさらにインターネットによる通信販売スタイルが急成長してきており、 対面販売業界と通信販売業界との競合によるボーダレス化が進んでいることも忘れてはならない。

 もともとバッグは通信販売向きアイテムとして着目されやすいことも手伝って、通信販売業界からの侵略もさらに激化することが予測される。しかし、これは逆に攻める入ることが可能な領域でもあるので、対面販売の限界突破戦術としてバッグ業界側からも新規参入を図ることも一案であると言える。とりわけインターネット通販すなわち“e-コマース”に関しては時代の潮流でもあるので、筆者が言うまでもなくバッグ業界の多くの企業がサイトを立ち上げ参入しつつある。もし現時点で“e-コマース”に関して何も考えたことがないとしたらその企業はちょっと要注意かも知れない(これは筆者の警告である)。

 Yahooで“バッグ”を検索すると約750の登録サイトしかなく意外と少ない。が、しかし、ロボット検索で有名なGoogleで検索すると何と196万サイトというとんでもない数のサイトが出てくる。さらに“バッグ、ショッピング”で絞り込んで検索してみても58万サイトというサイト数である。ついでに“鞄、ショッピング”では2万4千サイト数である。全てがちゃんとしたバッグのe-コマースサイトではないとはいえ、凄い数のサイトが存在することに驚かされる。これだけあればバッグの店頭販売の売上げが相当流れて込んでいることは容易に想像がつく。

 バッグ業界で一番有名なサイトは“太田垣の鞄リンク集( http://japanbag.com/ )”で、ここだけでも数千以上のバッグ関係のサイトがリンクされている。この中にある“鞄の掲示板”には一般消費者の方やバッグフリークの方、さらに業界人に至るまで多くの方からの書き込みがあり非常に参考になることも多い。筆者も時々覗いては楽しみながら情報収集をしている。

 それから最近の成功例のひとつとして楽天サイトで有名な「鞄工房土屋」さんの例が上げられる。(参照記事⇒ http://www.bushidoman.com/176kaban.htm )昨年の6月度は月間売上げが1200万円、前年比で約10倍ということである。

 筆者自身も3年ほど前から試験的な意味合いも兼ねて鞄のホームページ(この「ダレスバッグ倶楽部」のこと)を運営している.最初は全くの暗中模索状態ではあったがコツコツ続けている内に少しずつインターネット市場の状況が分ってきたところである。これに関してはまたの機会に述べたいと思うが、IT業界のように一攫千金を狙えるというわけではないとしても、資金的なリスクもほとんどない。店頭販売であればその地域のお客様しか相手にできないがインターネットであれば全国各地のお客様を対象にすることもできるというメリットもある。さらにインターネット市場にはまだまだ未知な点も多く、これからどうなって行くのか予測がつかない未成熟な分野でもある。その可能性に挑戦しない手なないと思うのだがいかがであろうか?

 今からでも遅くないので、バッグ業界の方はぜひインターネットショップに取り組まれ、他業種・他業態からの侵略に反撃することをおすすめしたい。

ビジネス鞄のオーダーメイドがおすすめのダレスバッグ倶楽部の提案「インターネットショップのすすめ」

アンチ・ブランド派?
フットウエアプレス:2004年4月号(ノーカット原稿版)

 相変わらず超有名ブランド企業の売上げが好調である。本誌バックナンバー2月号「2004年度版売上げランキング」をご参照していただきたいが、ルイ・ヴィトンジャパングループ梶i売上げ前年比117.8%)、プラダジャパン梶i同130.4%)、エルメスジャポン梶i同119.9%)等の外資系企業はすべて2ケタ成長で売上げ収益共に伸ばし続けている。

 かたや超有名ブランドの対極的存在であるユニクロ、無印良品等の“ハイ・イメージ付き高品質低価格”を売りにしていた企業の成長にブレーキがかかってきている。誤解を招くといけないので補足しておくが、決してこれらの企業の業績が不振ということではない、成長の勢いが以前程ではなくなってきているということである。ちなみに潟tァ-スト・リテイリングの2003年度決算期で売上げ前年比は90.0%。蒲ヌ品計画の2002年度決算期で売上げ前年比は108.0%である。 どうやら“ブランドつき高品質高価格VSハイ・イメージつき高品質低価格”の視点で見た競争に関しては前者に分がある状況だと云えよう。

 “ブランドつき高品質高価格VSハイ・イメージつき高品質低価格”の視点での動向はバッグ業界にも当てはまる。中国製等を中心とした海外製品で品質向上を図り、さらにファッション性を加えた“低価格品”でここ数年好調を維持していたバッグ関係の企業にもはや陰りが出てきている。具体的な企業名はここでは挙げないが、先述の「2004年度版売上げランキング」を見れば推測がつくはずである。

 さて日本人はブランド志向派が多いと云われる反面アンチ・ブランド派も存在する。勿論アンチ・ブランド派の中にも様々なタイプがあるが、それらの多くの人びとは“高品質低価格”の商品を一時的には支持していたが、最近はその傾向が次第に変化しつつある状況であるとは考えられないだろうか?政治で云えば無党派層のように、時代背景や気分によって支持政党を変えていくようなもので、例え“高品質低価格”であっても合理的かつ画一的に大量に生産される商品にもはや抵抗を感じ始めてきているのではないだろうか?

 そこで頑固ブランド志向派はこの際ちょっと脇において、アンチ・ブランド派を今後どのように取り込んでゆくかがバッグ業界においても重要なポイントのひとつではないかと筆者は考えている。

 アンチ・ブランド派の中でも本物志向を目指す人びとは“品質にコダワル、価格にコダワル、そして個性にもコダワル”といった購買心理を持っている。商品情報にも詳しく小手先のコマーシャル程度では動かされない。そのような人びとがインターネットという相互通信が可能な新情報システムを所有する時代となり、さらに変化(進化)しつつあると考える。

 これまでの店舗側や宣伝媒体側からの一方的な情報には飽き足らず、積極的に同好者同士で情報を交換し合い、さらにメーカーや生産職人とも関わりを持ち始め、本当に自分の欲しいモノを求める潮流が次第に生まれつつある。

 このことに関しては紙面の関係で次号にて「マイ・パーソナル・ブランド?」と題して述べてみたい。  

ビジネス鞄のオーダーメイドがおすすめのダレスバッグ倶楽部の連載バックナンバー「アンチ・ブランド派?」

マイ・パーソナル・ブランド?
フットウエアプレス:2004年5月号(ノーカット原稿版)

 先月号でアンチ・ブランド派の本物志向の人々がインターネットという新しいメディアを所有し、さらに進化しつつあると云う話をしたが、筆者自身も4年前程からインターネットを使い始め、それまでとは全く違った色々な体験をしてきた。 まず検索エンジンを活用して様々な情報を素早く手軽に入手出来るようになった。当然、情報量も格段に増し、情報の質も高めることができる。さらに従来の人間関係では考えられない多くの人たちとインターネットを通して出会い、実際にビジネス関係にも発展してきている。

 私自身も3年前に「世界一小さな鞄屋」というホームページを開設しイーコマースを試験的におこなっている(ダレスバッグ倶楽部のことである)。鞄工房の職人さんと消費者の間にポジションを置き橋渡し役を果たしながらコツコツと鞄のインターネット販売をしてきたが、次第に既製の商品には満足できない消費者から様々な商品に関するご要望やご意見がかなりの数で寄せられてくるようになった。例えば「多少高額になっていいから素材や金具をこのように変えてもらえないか?」あるいは「このようなサイズに変更できないか?」「ここの部分はこう改良してもらえないか?」さらに「これと同じ物を作ってもらえないか?」等々。残念ながら現状ではそれらのご要望にひとつひとつには充分対応できる状態ではないが、それらの意見を分析し集約したものを鞄職人さんに伝え新製品を発表したところ、少量生産品ということもあって一時は生産が間に合わないほど好評であった(もちろん現在もコンスタントに良く売れている。「コンパクトダレスバッグ」と「2004年モデルのことである)。

 このように消費者と生産者が直接情報を交換することによって、消費者のニーズにより近い製品が誕生する可能性を秘めていることもインターネットならではの特徴のひとつと云える。

 さらにお客様から寄せられる商品に関する感想やご意見等、さらに感謝やメッセージはこれまで自分たちが作った鞄がどのようなお客様にどのように使われているか知らなかった鞄職人さんたちにとっても良い刺激となり仕事へ情熱の励ましにもなるという影響を与えつつある。これも今までになかった変化のひとつと云えるだろう。 このようにインターネットによって当然ながらバッグ業界も含め流通業界全体が大きく変わってきていることに気づかされた次第である。

 今や消費者はインターネットを利用して様々な商品情報量を増やしさらに賢明になってきていると共に、生産側に要望や意見を発信してモノづくりに参画しようとさえしてきている。この状況から痛切に感じることは、アンチ・ブランド派の中の本物志向の人々は「有名ブランドではなく自分ブランド」を欲しがっているということである。もはやコダワリの商品を見つけ出し購入することより、コダワリの商品づくりに参画して自分ブランドを所有することに喜びを感じ始めているのだ。

 最近、ペット愛好家の間では自分の飼っている犬猫の画像をTシャツやバッグや小物にプリントして楽しんでいる人びとも増えてきている。パターンメードではあるがオンリーワン的な商品なので、これも“マイ・パーソナル・ブランド”と云えるかも知れない。 結論として“超有名ブランドの対極は高品質ノー・ブランドではなくマイ・パーソナル・ブランド”であると筆者は考える。

 今その潮流が静かに始まりつつある。個別対応ができるようになることが販売の究極の姿である。今後“マイ・パーソナル・ブランド”を提供できるよう努力した企業に新しい道が開けるような気がする今日この頃である。
 


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日本のバッグ文化に自信を持て
フットウエアプレス:2004年6月号(ノーカット原稿版)

「エルメスの歴史に学ぶ」

 本誌調査によると【バッグ卸・メーカー部門】の売上げランキングで現在トップなのはエルメスジャポン鰍ナある。

2002年度売上高:49,500(百万円)増減率:19.9%
2001年度売上高:41,300(百万円)増減率:27.2%
2000年度売上高:32,480(百万円)増減率:16.7%
1999年度売上高:27,840(百万円)増減率:22.5%

 1983年に日本法人を設立以来ずっと右上がりで伸び続けている(【バッグ小売部門】ではルイ・ヴィトンジャポングループ鰍ェランキングでトップ)。この部門では日本企業のエース鰍ェ第2位で続いている。しかし4年前に追い抜かれ現在では200億円以上の差をつけられている。葛g田ほか急伸して頑張っている企業もあるが全体的に日本企業が左下がりで苦戦している中で外資系企業だけが相変わらず好調に推移している。

 「日本のバッグ市場は何故このような状況になってしまったのか?これでいいのか?」そのような疑問を持ちながらエルメス社の5代目社長であるジャン・ルイ・デュマ・エルメス氏が日本向けに企画刊行した「エルメスの道」というコミック(中央公論新社)を読んでみる機会があり感じるものがあったので今回は述べてみたい。 エルメス社の創業は1837年。馬具職人であった初代の独立から始まり170年近い歴史を持つ。

 ナポレオン三世の帝政から共和国への政変、あるいは産業革命により馬車の時代から自動車の時代への移行といった大きな時代変化の中でどのように対応してきたか、また大恐慌・世界大戦という苦難の中でどのように紆余曲折を繰り返しながら現在まで発展してきたが非常に分りやすく描かれている。まさにエルメスの歴史は大河ドラマであり、世界の一流ブランドたる所以が充分理解でき深く感銘させられた。そして、筆者自身バッグ・鞄業界がまたまた好きになり、今後もこの業界で頑張って行こうと励みになった次第である。バッグ業界に限らず、あらゆる日本の企業にとっても参考になるはずである。多くの方に一読していただきたい1冊である。

 その歴史の内容もさることながら、あの格調高い企業が何故コミック版を製作したのかというのも、一見ミスマッチな感もあったが、それには現代の日本人にとってコミックが代表的な文化のひとつであり効果的なメディアであると判断した意図があることが読み取れる。このようなエルメス社の日本文化に対する洞察力の鋭さにも敬服させられた次第である。

 さてかつて日本は“経済大国”と呼ばれたが、方やフランスは今でも“文化大国”の代表のように称されている。海外ブランドが持てはやされる背景の奥には、“文化の格差”が大きく影響を与えていると言える。水が高きから低きに落ちてゆくように文化も高いところから低いところへ流れているのである。勿論“経済力の格差”あるいは“技術力の格差”同様であるが、とりわけブランドビジネスにおいてはこの“文化の格差“は強力な武器のひとつなのである。すなわちバッグ業界の外資企業と日本企業の格差はちょっと大袈裟な表現ではあるが長年の歴史が作り上げた“バッグの文化の格差”にも等しいのである。

 海外の有名ブランド企業には歴史やモノづくりの技術等々で学ぶべき点が沢山あることは確かである。しかしながら日本が西洋式のバッグ・鞄づくりを始めて100年以上が経っている。創業100年を超える日本企業もすでに何社か登場してきている。今や「学んだならば、今度は追い越こせ」そのような気概を持つことが重要なのではないだろうか。これまで培った「日本のバッグ文化も捨てたものものではない」と日本のバッグ業界全体が再認識し再び自信を取り戻す必要があるのではないだろうか。

 例えば皮革の問題であるがイタリアはじめ欧州のものに味があり優れているという概念がまかり通っているが、果たして本当にそうなのだろうか?欧州と違った高温多湿という気候風土の中で開発された傷や汚れに強く色落ちしにくい日本製皮革もそれなりに味があるのではないだろうか?また日本にはポーターやラガシャのように機能的かつファッション的なバッグがあるが、これなども日本人が最初に生み出した独自のものであり、これらが登場した当時(1980年代)には他国にこのようなタイプはなかったと筆者は認識している。さらに旅行用スーツケースも品質・機能性では日本製が一番優れているのだが、ライセンス生産で横文字のブランドがついているがために消費者にはそれが伝え切れていないのも残念である。

 まだまだ他にも日本製ならではのバッグや鞄があるはずである。そして、バッグ文化においても日本は決して後進国ではない。ただ不況感に押さえつけられ自信を失いかけているだけなのだ。次号では「自信をとり戻せ!メイド・イン・ニッポン」と題して述べてみたい。

 
 
ビジネス鞄のオーダーメイドがおすすめのダレスバッグ倶楽部の提案「日本のバッグ文化に自信を持て」

自信をとり戻せ!メイド・イン・ニッポン
フットウエアプレス:2004年7月号(ノーカット原稿版)

 日本で一番伝統的かつ代表的なバッグは“ふろしき”であるという説もあるが、それはさておき日本で西洋式のバッグ・鞄づくりが始まってすでに100年以上が経つ。ちなみに銀座タニザワは今年で創業130年、鰹シ崎は115年、蒲ム五と潟gーリンは114年、叶ツ木は110年といったように創業100年を超える業界企業も何社か存在している。また印傳と呼ばれる鹿革に漆で柄付けした革製品は奈良時代から400年以上の伝統がある。着物のジャンルに属する和装袋物等も同様の歴史がある。

 しかしながら日本のバッグ業界は伝統や歴史という文化的財産や技術的財産をどうも上手く生かしきれていないのではないかという気がしてならない。

 海外の有名ブランド企業の多くは伝統や歴史をウリにし独自の技術力を武器にして世界的な視点で成功してきている。

 しかし日本のバッグ企業の多くはファッション性やデザイン性といった見た目ばかりを追いかけて、ライセンスブランド商法や売れ筋のコピー商法といった小手先だけでビジネスを進める傾向が強い。

 また安ければ売れるだろうと低価格志向で生産効率を優先したモノづくりに走る傾向も目立つ。その結果、海外の賃金の安いところに生産基地を求めざるえない状況となってしまった。そして以前にも述べたように日本のバッグ市場は有名ブランド外資系企業および低価格外資系企業に占有されつつある状況になってしまった。

 今や「メイド・イン・ジャパン」は位置づけも曖昧となり店頭からほとんど消えつつあると云っても過言ではない。また海外で通用する日本製バッグがほとんど無いことも残念な限りである(企業としては潟Gースが頑張ってはいるが)。

 さてデジタル機器業界ではシャープ、松下電器産業、富士通ほか日本のデジタル機器各社の製造拠点の海外移転が一巡し、最近は工場の国内回帰が始まっている。コスト高が予想されるにもかかわらずそのような動きがあるのは、技術力の蓄積の強みを再認識し、日本製に誇りと自信を取り戻しつつあるからだと云える。

 揺れた振り子が再び戻ってくるように日本のバッグ生産基地も少しずつ国内回帰に向っている予兆もすでにある。イトーヨーカー堂あたりでも“メイド・イン・ジャパン”をテーマにしたコーナーを設けたりしているが、バッグ・鞄もやがて“メイド・イン・ジャパン”が再び見直される時代が来ると予想される。

 しかし、その時に一番大事なことは見かけや小手先だけの商品ではなく、その企業の精神・哲学や伝統・歴史あるいは文化といった面を含んだ商品であり、職人技をも含めたオリジナリティーのある技術力を生かした商品であると思う。

 今一度、日本のバッグ文化の長所を再認識するとともに、各企業が独自の技術に磨きをかけるべきである。 そして日本製の価値や意味を再構築する必要がある。それらがあってこそ“メイド・イン・ジャパン”のバッグ・鞄が誇りと自信を取り戻せると思うのである。

 サッカーや野球でも日本人が海外で活躍する時代である。ラスト・サムライという映画もヒットし日本文化も外国からは一目おかれている。吉田カバン、キタムラ、イサブロー、ゲンテン、といった和名ブランドが海外に通用する日が一日でも来て欲しいものである。

 最後に日本では横文字ブランドが氾濫しすぎである。これからは和名ブランドが重要になるのではないかと思うがいかがであろうか?
 
ビジネス鞄のオーダーメイドがおすすめのダレスバッグ倶楽部の連載バックナンバー「自信をとり戻せ!メイド・イン・ニッポン」

プロ販売員の減少?
フットウエアプレス:2004年8月号(ノーカット原稿版)

 この春、東京の銀座地区(新橋寄り)にドン・キホーテが出店し大盛況のようである。テレビ番組でも取り上げられ話題にもなったが、他のディスカウントショップと比べゴチャゴチャした陳列がウリで何か面白い商品がないかと“宝物探し的“に買い物ができることでお客様の人気がある。

 しかし今回、筆者が注目したことはこのドン・キホーテには“コンシェルジュ”と呼ばれる案内係が配置されているという点であった。百貨店においては案内カウンターがあり案内係がいるのは当たり前であるが、このようなディスカウントショップにおいては非常に珍しいことである。

 現代人は時代が忙しくなったこともありショッピングに時間をかけることが少なくなってきた。以前のように衝動買いをすることも減って、ある程度の目的買いでお店に入るのが普通になりつつある。そのような時大店舗の中で目的のものを探し出すのは結構大変なことである。また何らかのアドバイスを受けたいこともあるので、このような案内係がいることはおおいに助かるであろう。しかも、その“コンシェルジュ”はその場でのお客様のショッピングのお手伝いをするだけでなく、例え店内で扱っていない商品であっても、後日何らかの形で調達してきてくれるサービスもすると云う事である。このような接客サービスを提供しようとする姿勢には感心させられると共にディスカウントショップにおいても新しい時代がやってきているのではないかと感じられた次第である。そこで今回は”接客“に関してちょっと考えてみた。

 スーパーやコンビニやディスカウントショップの接客はどちらかというと”処理型の接客“で主にお客様の購入するものが決まった後に金銭授受や包装を行う作業的なものである。速やかさや丁寧さが大切である。一方百貨店や専門店等は購買力を促しお客様と同じ立場で商品の選定を手伝う”購買推進型の接客“である。深い商品知識や巧みな話法のみならずお客様に信頼を得る人柄等が重要である。所謂プロ販売員としての接客である。同じ接客でもあってもその内容は違っている。

 さて労働産業局の最近の発表によると「就業形態別内訳で正社員比率が59.7%と前回調査の76.6%を大きく下回り、非正社員(パートタイマー、契約社員、派遣社員他)が40.3%と前回調査の23.4%を大きく上回った」とある。同様に現在、小売業全体でも非正社員による人的効率化が進んでいる。当然売場に配置される販売員が非常に少なくなっており、またパートやアルバイト社員が増え商品知識も乏しく接客マナーも不十分であることも目立ちはじめている。ちょっと込み合ってくると待たされることも当たり前となった。必然的にお客様自身も接客されて販売されることを期待しなくなりつつある(接客されることが嫌いなお客様もいることはいるが)。 対面販売が当然の百貨店においては正社員こそ大幅に削減されたが非正社員およびメーカーからの派遣社員やイン・ショップ形式で販売員の数と質では対面を保っている(一応ではあるが)。

 そして、バッグ専門店においてもパート・アルバイトの比率が高まり処理型の接客しかできない販売員が増えつつある。すなわちプロ販売員が減少しつつあると云える。売上げを伸ばすにはもちろん店舗イメージや商品力も大切であるが、もう一方で専門店ならではのプロ型販売接客が重要なことは云うまでもない。このように業界不振の内的要因のひとつとしてプロ販売員減少で接客販売の基本が崩れつつことも見落としてはならない。さらに老舗と呼ばれるような店ではベテラン販売員は揃っているものの高齢化が進み、商品と販売員のミスマッチが起きている。例えばヤング向けのファッションバッグを年配販売員が接客している姿はどうもシックリこないといった状況である。このようにベテラン販売員が逆に足かせとなるケースもある。プロ販売員の確保と育成および若返りは頭の痛い問題であるようだ。

 が、しかし。最近の状況から判断するとプロ型接客販売技術だけでは商売が成り立たたないもの現実である。よって人的合理的を図る傾向はますます進むと予想される。個人が経営する店ではなかなかそれも難しいが、企業的な動きとしてはバッグ業界だけに限らず全ての業界の流れでもあるので仕方がないのかも知れない。もちろん優秀な販売員を雇うことも社員教育で育てることも重要なことではあり、販売員のモチベーションが高くなくては店が成り立たないのも事実である。しかし、優秀な販売員がいれば業績は上がるが、いなくては業績が下がるようでは経営者も困ることであろう。それなりの販売員でも業績が安定するビジネスモデル(売れる仕組み)を構築しなくては企業としては成り立たない。よってバッグ専門店も今後どのような販売のビジネスモデルを構築するかがますます重要になってきている。そして今後のコンセプトショップづくりや業態開発の試行錯誤が続いている。

 さて話は最初に戻るが合理化のビジネスモデルと云えばスーパーでありコンビニでありディスカウントショップが代表的である。しかし、それらも行き着くところまで行くとだんだん通用しなくなるのも時代の変化なせるところである。揺れた振り子がまた戻ってくるように、これまで合理性を追求してきたところが、一見非効率な対面接客販売を見直すようになってきている。その兆候がドン・キホーテの“コンシェルジュ”なのかも知れない。またカメラ系のディスカウントショップ等はもともと専門店から発生した経過もあり日常品以外の専門商品の売場ではキッチリ販売員が接客してくれる(メーカー派遣制度もあり)。百貨店や専門店以上にプロ販売員が揃っているような気もする。反対に接客を重視してきたバッグ業界はますます人的合理化が進みつつある。現在このような交差が起こりつつある。

 最後に筆者の意見としてはバッグ業界もプロ販売員を絶やさないように心がけながらも行き着くところまで人的合理化を選択してゆくべきであると考える。ただし単なる人的効率化ではなくオリジナリティーのあるビジネスモデル(売れる仕組み)を踏まえた合理化でなくてはならないと考える。

ビジネス鞄のオーダーメイドがおすすめのダレスバッグ倶楽部の連載バックナンバー「プロ販売員の減少?」

その後の「勝ち組・負け組」?@
フットウエアプレス:2004年9月号(ノーカット原稿版)

 20世紀終盤に「勝ち組・負け組」という表現が流行った。そして、勝ち組に関して盛んに論じられた時期があったが、その後バッグ業界においてはどこが勝ち組になり、どこが負け組になったのか? 筆者なりに考えてみた。

 確かにすでに倒産したり清算したりして消えてしまった企業に関しては言うまでもなく負け組であるが、現在、果たしてどのような企業が勝ち組と呼べるのだろうか?となるとかなり混沌とした感があるのではないだろうか。少なくともバッグ業界では「ルイ・ヴィトン」「エルメス」「グッチ」といった日本法人化されている外資系有名ブランド企業は勝ち組の代表である。それらは別格として果たして純日本バッグ企業ではどうなので゙あろうか?それを検証してみた。

 まずここ3年間売上げが右上がりで推移している企業は勝ち組であろうという観点で売上げデーターを集めてみたところ、業界の小売部門トップのルイ・ヴィトンジャパン梶i1,529億円:2003年12月度)に次いで第2位ではあるが、日本企業の筆頭として潟Tザビーが挙げられる。2004年3月の決算では売上高は528億円(前年比105.7%)、営業利益は60億円(前年比100.6%)である。しかしながら、誰もがご存知のように同社はバッグだけでなく生活雑貨・家具・アクセサリー・アパレルおよび飲食までも扱う総合SPA企業である。しかも小売りも卸しも行うという(近年は直販比率が高まっているが・・)業界や業態の枠組みを超えた存在であることが大きな特徴である。ここ3年限らず創業以来堅実に成長を続けており、同社が経営するスターバッグスコーヒーも大繁盛していることは周知の事実である。バッグ部門の比率は約23%と低くなっているとは云え、サザビーという名前そのものが消費者に浸透し充分ブランドとして通用するようになったのはバッグ業界での躍進によるものである。日本のキャラクターブランドとしては先駆け的な存在であり間違いなく勝ち組の代表と云える。

 次に潟Gクセルと潟買@イスロイインターナショナルの2社が浮かび上がってきた。実はこれらは海外有名ブランドの並行輸入品を主として扱う企業であり、バッグ以外にも様々な服飾・宝飾・雑貨までトータルで扱っている。事実的にはバッグ業界の範疇を超えており、“ブランド・インポート業界”とでも呼ばれてもおかしくない企業群である。前者が小売り部門の後者が卸し部門の共にNo1的存在であることと、ここ数年インターネット販売にも力を入れている点が共通点となっている。まさに有名ブランドビジネスの流れを取り込んだ勝ち組と云える。

 しかしながら、この業界はニセ物が横行しやすい部門でもある。先般もプラダ等のニセ物を意図的に販売していたバッグ専門店が告発を受け廃業に至るという事件があった(フローレンスという店を展開していたラスピーニが元社員の内部告発でテレビ取材が入り表面化。論外の負け組である)。現在、有名ブランド品はインポートショップ・ディスカウントショップ等々でかなりの規模で出回っている。そして、その中にどれくらいニセ物が紛れ込んでいるかは定かではない。輸入側も販売側も消費者も充分注意しなくてはならないビジネス分野であるとも云える。 (次号に続く)
 

ビジネス鞄のオーダーメイドがおすすめのダレスバッグ倶楽部の連載バックナンバー・その後の「勝ち組・負け組」?@

その後の「勝ち組・負け組」?A
フットウエアプレス:2004年10月号(ノーカット原稿版)

 先月号に引き続き勝ち組について述べる。何と云ってもバッグの小売部門で目立っているのは潟Tマンサタバサジャパンリミテッドである。以前にも少し紹介はしたが1996年にSPA型(小売直販)企業としてスタートし名実ともに若い女性の人気ブランドとして成功を収めた近年最も急成長している存在である。ちなみに前期2004年2月度での売上げは98億円(前年比140%)と相変わらず好調である。すでに「サマンサ・タバサ」、「サマンサ・タバサ・ニューヨーク」、「サマンサ・ベガ」、「バイオレット・ハンガー」、「ダーリン・ダーリン」の5つのラインがあり、銀座・代官山・六本木・青山といったファッションの一等地にも出店を果たしている。さらにジュエリー部門を加えこれまたバッグ業界の枠組みを超えようとしている。おそらくファッションのトータルブランドとして成長してゆくのではないだろうか。

 一方、卸し部門においては葛g田がポーターという自社ブランドで好調に増収増益を続けている。その認知度は消費者にとっても抜群である。もはやバッグを扱う小売店にとっては不可欠なブランドとなっており、商品構成の柱となっている店が多い。どちらかというとバッグ業界の枠組みをしっかり押さえた企業であると云えるが、販売先にはアパレル関係も多く、そういう意味ではやはり業界の範疇を超えてきていると云える。最近はモデルショップ的な直営店も出店しているが基本的は卸しが中心であり、今やバッグ業界を牽引する役目を果たしている勝ち組である。

 葛g田がどちらかというとメンズ部門であるのに対してレディース部門では潟Nイーポが勝ち組と云える存在である。かつてはライセンスブランドビジネスが中心であったが、“ゲンテン”というオリジナルブランドのヒットによりライセンスブランドとの両輪がうまく噛み合った形で大きく成長している。それに対してライセンスブランドビジネスで成功を収めてきた企業群の衰退が目立ち始めている。それらの代表格であった竃。岡、潟Aディロン等はすでに他業界の企業に買収され、現在再構築が進んでいる最中である。

 以上、売上げ50億円以上の大手を見てみたが、これら以外にも売上高こそ大きくはないがここ3年以上売上げを伸ばしている勝ち組企業はある。また売上げを好評していない企業の中にもいくつか勝ち組はある。例えば潟Lタムラ、潟Aンビリオン、一澤帆布工業梶A活ノ野屋等々が挙げられる。10年前のバッグ業界を知っている方であれば、その構図が大きく変化したことに気づかれたことと思う。

 これらの企業を分析してみると勝ち組にはいくつかのキーワードが浮かんでくる。“自社ブランド”“脱業界発想” “SPA”である。しかし、それらのキーワード根底には“オリジナリティー”と云うキーワードが含まれていることに気がついて欲しい。“オリジナリティー”が確立されてこそ初めて勝ち組のキーワードが成り立つのである。

 あなたのお店や会社には他には真似の出来ないオリジナリティーがありますか?商品でも良いし(セレクト型の品揃えではかなり難しいが・・)企画力でも良いし、販売方法でも良いのだが、とことんオリジナリティーにこだわる企業だけが今後も勝ち組になる第一条件を持っていると云うことを最後に述べておきたい。  
 

今回を持ちましてこれまで全20回連載してきました
「これでいいのか?バッグ業界」直言シリーズを終了させていただきます。
読者の皆様およびエフワークス鰍フスタッフの皆様、
これまでお付き合いいただき本当にありがとうございました。
また次回の企画も予定しておりますので、その時はまたよろしくお願いします。
 

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主な内容
1.知っておきたい商品知識
●バッグとラゲージ(かばん)の型の区分けと名称
●バッグとスーツケースの部品と呼び方
●ハンドバッグはこうして出来る
2.素材と副資材の知識
●動物の皮から革が出来るまで
●皮革の種類とその特長
●塩ビレザー・合成皮革・人工皮革の知識
●バッグ用素材の織物の知識
●ファスナーの知識
3.売場で役立つ販売知識
●ハンドバッグとT.P.O
●こんなとき売場でどう答えるか
●BAG&LUGGAGE用語集
●ファッションビジネス用語集

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